特別支援学級の日常の学習

特別支援教育

 「特別支援学級の担任ってどんな感じで一日を過ごしているんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。今日は特別支援学級の一日の様子を書きたいと思います。新学期始まって早々なので3時間だけです。

 1、朝学習

 2、1時間目

 3、2時間目

 4、3時間目

1、朝学習

 1、朝学習

 私の学級は、1年生3人、3年生2人、6年生3人です。

 1年生→「は、わ」を正しくいれるプリント。子供たちは早くできて得意気(笑) 残り時間は読書をして過ごす。

 3年生→新出漢字。1人が遅刻。進度を合わさなあかんな~という気持ちがあり、まぁまだ2学期始まったばっかりやし、「1つだけ進んだらいいよ。」と伝えた。あとでチェックしたら3つ進んでた。「お~、頑張って書いたなぁ。でも、1つで良かったんやで~。」と。特別支援学級あるある。

 6年生→1人は、夏休みの宿題のお直し。国語と算数の難しかったところは飛ばしていたみたい。「ちょっと、わからんかったんよ。(ニコッ)」「うんうん。そうやな。じゃあ先生と一緒にやろな~。」今日はなんとかがんばってやってくれた。もう1人の子は、イラストをしりとりの順でつなぐプリント。「これは、いのししやな。これは、切手やな。」と確認しながら一緒に取り組む。半分クリア。

 朝の会では、「みんなが気持ちよく過ごせるクラスにしていこう。悪口、暴力がないのは当たり前やけど、進んで優しい言葉をかけていくのがいいんやで~。」と目標を話す。

2、1時間目

 2、1時間目

 1年生→国語「いちねんせいのうた」支援の先生に学習を進めてもらう。音読を中心に。

 3年生→算数「かけ算の筆算」プリントに書いてあるかけ算の筆算のやり方を見ながら、「これはすぐできるよ。」「先生、どう?見て!」と、ほぼパーフェクト。すばらしい。

 6年生→国語「せんねんまんねん」学習内容としては難しいが、短い詩なので読みやすく、6年生の教科書教材をできたという自信をもたせやすいということもあり、音読とプリントを教師と一緒に進めるという形で学習をした。「ミミズをヘビが飲み込んで、でも、そのヘビをワニが飲み込んで、でもワニを川が飲み込むんだぁ。」と内容もよく読み取れていた。

 3年生と6年生は、学習の残り時間で「ナインタイル」というカードゲームをした。「ナインタイル」は、9枚の絵カードを見本の通りに並べるゲームである。「見通しをもったり、工夫したりする力がつくよ。」と取り組んでいる。

3、2時間目

 3、2時間目

 1年生→算数「10までのかず」。支援の先生に進めてもらう。10~20までの数の読み書き。ブロックで数える活動。なかなか難しい。1~10までの数の読み書きが定着しておらず、「2ってどうやって書くん?」など、「2」という記号と「に」という発音が結びついていない。「2」の上に平仮名で「に」と書いたものを、子どもが見えるところにはっているが、平仮名も定着していないので、自分から見て解決しようという気持ちにならない。教師が根気よく繰り返していこうと思っている。

 3年生→学年集会。校外学習のお話など。

 6年生→国語「復習」。学活で交流の学習の予定だったが、身体測定が入っていたらしく、子どもが特別支援学級に帰ってきたので急遽国語に変更。通常学級の先生と連絡不足だった。1年生の教科書教材「いちねんせいのうた」を読んだ後、9マスにわかれた正方形にランダムで平仮名が書かれている中から、果物や動物の言葉を探す活動。25マスまで増やして、問題を作りあって終了。

4、3時間目

 4、3時間目

 1年生→国語「夏休みの作品紹介」。夏休みに作ったものの紹介。わいわいと楽しく。

 3年生→国語「詩をあじわおう」。ドリルパークというタブレットのドリル教材を20分ほどする。「わたしと小鳥とすずと」を音読してプリントをする。

 6年生→国語「漢字」。ドリルパークというタブレットのドリル教材を20分ほどする。3年生の漢字をする。

 来週から6時間授業が始まる。忙しくなるけど、丁寧にできるようにしっかり準備をしていこう。

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